2015年2月より日本に帰国しています。
旅の間にお世話になった友人たちに日本を案内したり。
日本にいながらも相変わらず旅心地な日々を過ごしています。
旅日記はまだ続いていますので、たまに覗きにきてください(^_^)


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2014年12月12日

分断された首都

今日はCyprusキプロスの首都である
Nicosiaニコシアにやって来た。

ちなみに...
日本では一般的にニコシアと呼ばれているが、
これは英語での呼び名であって地元で話されている
ギリシャ語ではΛευκωσίαレフコシアと呼ばれる。

そしてこのニコシアは、実はちょっと特別な首都なのだ。
いや、ちょっとどころじゃないな。
世界で唯一の首都だ。

その理由は、首都の中心付近にある
この通りの先にあるものを見ればわかる。
IMGP1636.jpg
何だかわかるかな?

通りの先にあるものはパスポートコントロール。
IMGP1640.jpg
そう、ここは国境なんだ。

なぜ首都の中に国境があるのか...?
それはここニコシアの北側は別の国だから。
なんとニコシアは、
世界に一つしかない分断された首都なんだよね。

これは街中で見つけた看板。
IMGP1638.JPG
THE LAST DIVIDED CAPITAL
最後の分断された首都って書いてある。

これはニコシアの地図。
IMGP1642.JPG
ニコシアは周囲を城壁で囲んだ典型的な城郭都市。
古代や中世の都市に良くあるタイプなんだけど、
外敵からの攻撃を防ぐために
街の外側をぐるっと城壁やお堀で囲んだ都市だ。

逆に言えば、
城壁の内側はみんな仲間というか味方なワケだ。

でも...
現代のニコシアは街の中心に国境ゲートがあり、
そこで入出国の手続きをしなければならない。
ようするに、
一つの街の中に二つの国が存在するってことなんだ。

さらに言えば、
キプロスは北側と南側に分かれてて、
行き来を自由にはできないんだよね。

北側にはトルコ系、
南側にはギリシャ系の人々が住んでいる。

北側と南側で分断されたキプロス。
一時期は内戦状態だったキプロス。
北側にも南側にも言い分があり、
どっちが正しいとかって簡単には言えない。

しかし、争いの原因はともかく、
オレたちは南側から北側に入ってみたかった。
こんな場所は他にはないのだから。

ニコシアの北側、北キプロスの領土に入ってすぐ、
イスラム教のモスクが見えてきた。
IMGP16522.jpg
モスクはイスラム教徒にとってとても重要なところだ。
多分、社会の時間に習ったと思うけど、
イスラム教の信者は一日5回お祈りをする。

モスクはその祈りをする重要な場所なのだ。
IMGP16572.jpg
これはモスクの入り口にある手や足を清めるための洗い場。

清め方の説明。
IMGP16582.JPG
神社の手水舎みたいに、ちゃんと順番(作法?)があるんだね。

モスクは土足厳禁。
IMGP16562.jpg
ここで靴を脱いでモスクの中に入る。

中は絨毯が敷かれている。
IMGP16592.JPG
ところで...
この写真で何かに気付く人がいるんじゃないかな?

このモスクの建物、
実はキリスト教の教会を改装したものなんだよね。

建物の外側をよく見てほしい。
IMGP1666.jpg
モスク特有の尖塔(青い矢印)があるけど、
窓(赤い矢印)の形はキリスト教の教会や
大聖堂とかによくある形でしょ?

この場所がいつキリスト教会から
イスラム教のモスクになったのかは
さすがにわからない。

確実にわかることは、
以前ここ(ニコシアの北側)にはキリスト教徒である
ギリシャ系の人々がいたから
キリスト教の教会があったということだ。

そして、今ここにはギリシャ系の人々が住んでおらず、
イスラム教徒であるトルコ系の人々がいる。

現在キリスト教の教会はモスクとして使われ、
北側にいたギリシャ系の住民は
南側に脱出した(逃げざるをえなかった)ということだ。

でも逆に、南側ではどうなんだろう。
南側に住んでいたトルコ系の住民もいたはずだよね?
その人たちは...?


それはまた次回に!!





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2014年12月10日

キプロスの昔と今

猫の修道院を出て、Limassolリマソルに向かう。
色々寄り道してたら予定より遅くなっちゃった。(汗)

まぁでもしょうがない。
オレたちの旅はいつでもマイペース。

自分たちの見たい物やいたい場所に
時間を割くのがオレたちの旅だしね。(笑)

街中に入り駐車場を探すと、
なかなかいいロケーションを見つけた。
IMGP1626.jpg
リマソルの港近くの駐車場。
ここに車をとめ、町歩きに出発だ!

街の中心には古い町並みが残ってる。
IMGP1621.jpg
いいね〜

ここはリマソル城。
IMGP1617.JPG
中世のお城。

十字軍の頃に建てられた建物らしい。
IMGP1614.jpg
シンプルで装飾とかが少なくて、
いかにも戦闘を重視した作りだね〜

現在この城の内部は中世の博物館になっているらしく、
城の周囲の公園(広場?)には
その頃に使われてた道具などが展示してあった。

これはオリーブオイルを絞る機械。
IMGP1613.jpg
オリーブの実をすり潰すための石があったり、
油を絞る道具があるね。

これは絞ったオリーブオイルが流れる部分。
IMGP1615.JPG
数百年前のものだけど、今でも使えそうだ!

ここのお城はキリスト教徒が建てた城。
IMGP1616.jpg
しかしその後、
キプロスがオスマントルコの一部だった頃には
イスラム教徒に使われていた過去がある。

ちなみに...
キリスト教徒とイスラム教徒がここにいた証は、
この城以外にもキプロスには沢山ある。

これはリマソルの街中にあったモスク。
IMGP1618.jpg
ミナレット(尖塔)が綺麗だね〜

そのモスクの外壁をよく見ると、
キリスト教の教会の上に建てられているのがわかる。
IMGP1619.jpg
弧を描いている石組みの部分は、
元々は教会の壁なんだよ〜!

実はキプロスって
キリスト教徒が支配した時代もあるけど、
イスラム教徒が支配した時代もあるし、
両方が混ざりあってる時代もあった。

キプロスはギリシャとトルコが近いから、
キリスト教徒であるギリシャ系の住民と
イスラム教徒であるトルコ系の民族が
一つの島に混ざって住んでいたんだよね。

だけど今は、
キプロスという国は二つに別れてしまっている。

ギリシャ系の民族は南側に、
トルコ系の民族は北側に住んでいる。
北側と南側には境界線があり、
少し前まで内戦があった。

キプロスって国は非常に難しい問題を抱えているんだよね...
(この話はまた今度書くつもりです!)

街を見た後、港の方へ。
IMGP1627.JPG
素敵な雰囲気の港。

夕日が沈む。
IMGP1629.JPG
リマソルは夏になると
ヨーロッパから多くの観光客が来るらしい。
なんとなくそれがわかる気がしたね。

この街にもいつかまた、
夏に来て見たいな〜〜〜








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猫だらけの修道院!?

この日はCyprusキプロスのPaphosパフォスから
東に向かってドライブ。
目指したのはキプロス南部の海岸線沿いにある
Limassolリマソルという街。
別名はΛεμεσόςレメソスという。

ちなみにリマソスは英語でレメソスはギリシャ語。
キプロスはイギリスの植民地だった過去がある。
だから英語とギリシャ語の2つの都市名があるんだよね。

ついでに言うと、キプロスの南部には
現在もイギリスが支配している地域がある。

実は途中で立ち寄った
古代ローマの遺跡のあたりもイギリス領。
国境にはパスポートコントロールとかはないけど、
イギリス領の中には軍の基地があり
入っちゃいけない部分が存在する。

キプロスはイギリスから独立したものの、
国内には英国軍の基地があり軍隊が常に駐留してる。
なんだかどこかの国の話と似てて嫌な感じだな。

それはさておき、キプロスと英国領の境界近くにある
中世に建てられたKolossi Castleコロッシ城に到着〜!
IMGP1593.jpg
ここは十字軍の拠点になった城。

コロッシ城のすぐ近くには教会が立ってた。
IMGP1598.JPG
オフシーズンだからか、
城も教会も見にきてる人がいない。
本当にのどかな田舎の村って感じ。
でもまぁ観光客でごった返してるよりはいいかな。

城からさらに南に行き英国領内を進むと、
次の目的地に着いた。

その目的地の名前は...
Holy Monastery of St. Nicholas of the Cats
猫の聖ニコラウス修道院!

へ?猫の聖ニコラウス修道院って何だ?って思うよね。
まぁ見てよ。
IMGP1603.jpg
ここは修道院の入り口ね。

これが修道院。
IMGP1606.JPG
時間が遅かったからか、
建物に中には入れなかった。
残念だけど仕方がない。

でも別にいいんだ。
IMGP3062.jpg
ここのメインは猫だから。(笑)

修道院の庭。
IMGP1607.jpg
猫が寝てる。

写ってるのは数匹だけど、実際は結構いる。
IMGP3060.jpg
猫たちはオレたちが近寄っても
全く気にする様子はない。
IMGP1611.jpg
完全にマイペース。

猫ってそういう生き物なんだろうけど、
それにしてもダラダラしすぎじゃないか?(笑x3)

さてさて。
何でこんなに猫がいるかっていうと...
IMGP1604.jpg
昔々(1700年くらい前?)、
キプロスには毒蛇が沢山いて人々は困ってたらしい。
でもキリスト教徒によって連れてこられた猫が
ほとんどの毒蛇をやっつけたんだって!

だから(?)、
猫はキプロスの人々を救った聖なる動物なので
今も大事にされてるんだとか。

修道院の建物などは
キプロスがオスマントルコに支配されてた時代に
破壊されちゃったらしいんだけど、
徐々に復興し今に至るんだそうな!

ホントかいな〜?と思いつつ、
こういうのは信じた方が楽しいから信じよう。(笑)
IMGP3055.jpg
本当かどうかわからんけど、
ここには何百匹も猫がいるらしい!
猫好きの人にはオススメの場所だよ〜〜〜!!


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エネオスで給油 in キプロス

CyprusキプロスのPaphosパフォスから
海沿いの道を東に進むと、
アフロディテが生まれたという伝説の残る海岸
Petra tou Romiouペトラ・トゥ・ロミウニ着く。
IMGP1567.JPG
先日ここに来たのは夕暮れ時だったから、
今日は昼間に来てみた。

夕方も良かったけど、昼間の太陽がある時間帯も
海の青さが際立ってめっちゃいい感じ。
IMGP1581.JPG
気に入った場所に時間帯を変えて何度でも行けるのも、
ツアーではない自由な旅ならではだな〜と心底思う。

海岸に来る途中で立ち寄ったお気に入りのパン屋さんで
買った揚げパンみたいなものを食べながら海沿いを散歩。
IMGP1574.JPG
中にはハーブを効かせた野菜と
ひき肉の詰め物が入っててうまい。
IMGP1575.JPG
名前はわからないけど、
この揚げパンの類は美味しかったね!

海岸からさらに東に進んで行くと、
今度はKourionクリオンの古代遺跡がある場所に着いた。
IMGP1582.JPG
なんとここは2世紀頃に作られた
古代ローマ時代の競技場なんだよね。

でかい!長い!!
遺跡IMGP1584.JPG
嫁さんの大きさと比較すると、
この競技場がどんだけ長いかがわかる。

ここでは競走、高飛び、幅跳び、投げやりなどの競技や
映画のベン・ハーみたいな馬車の競走をやってたそうな。
どうりでやたら細長い競技場なわけだね!
IMGP1588.JPG
今はこんな風な基礎部分の石組みしか残ってないけど、
当時はちゃんとしたスタジアムだったんだろうな〜

遺跡を出て次の目的地へ!と思ったら...
IMGP1592.jpg
あれ?このガソリンスタンドってENEOSエネオスじゃん!

思わず給油しちゃったね。
どうしてかっていうと、
エネオスってオレが学生時代にバイトしてた
ガソリンスタンドの会社なんだよね〜
懐かしいじゃん?(笑)

実はガソリンスタンドの業界って
アメリカのMobilモービルとか
オランダのShellシェルみたいな世界的な石油関連企業や
スペインのREPSOLレプソルのような
地元に特化した会社が強くて、
エネオスみたいな日本の企業ってほぼ皆無。

だからキプロスにエネオスがあったのには驚いたよ!
それにしてもなんでエネオスがここに?謎だ...


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2014年12月09日

教科書には載ってないこと テレビでもニュースでも出てこないこと

CyprusキプロスのTroodosトロードス地方にある
世界遺産に登録された教会を
レンタカーでのハシゴしたオレたち。

車を運転中、ふと考えた。
キプロスってどのくらいの日本人が知ってるんだろう?

多分、多くの人たちが知らないと思う。
知ってても恐らく国名くらいで、
どこにあるだとか、どんな歴史があるとかって
ほとんどわからないんじゃないかな。

理由は、ニュースとか話題にまずあんまり出てこないし、
歴史とか地理の教科書にさえ大きくは載ってないから。

ついでに言うと、
日本人でキプロスを旅したことがある人にも
当然ながら一度も会ったことがない。

キプロスって結構いい国なのにな〜
知られてないのは仕方がないと思いつつも、
なんかこう勿体無い気がする。

と言うことで、少しでもキプロスの魅力が伝わったらいいな〜
なんて思いながらブログを書いてたりする。(笑)


そんなことはさておき、次の目的地
Kalopanayiotisカロパナヨティス村に着いた。
IMGP1540.JPG
ここにあるのは
Ayios Ionannis (St. John) Lambadhistis Monastery
蝋燭の聖イオアン修道院。

中にはビザンチン時代の宗教壁画が残っている。
IMGP1541.jpg
あれれ?ここも開いてないぞ?!

タイムテーブルを確認。
IMGP1543.jpg
大丈夫だ、もうちょっと待てば入れる!

門が開くまで周辺をブラブラ。
IMGP15472.JPG
この中に古い宗教壁画が残ってるんだね〜
ワクワクするな〜〜〜

ここは修道院の中庭。
IMGP1548.JPG
とっても質素。

本来はお祈りをしたり修行をするところなんだから
当然ちゃあ当然なんだけど、
教科書に載ってるような教会建築は
外も中も豪華絢爛なとこばっかだからね。
人によっては地味だな〜って感じちゃうかもしれない。

でも、修道院の中はすごかったよ〜!
IMGP1544.JPG
例のごとく内部の写真撮影はムリだから
中の様子を見せれないけど、一見の価値があるね!!

ちなみにこれは、
屋外だし新しい時代のイコンだから撮っていいもの。
IMGP1552.jpg
こんなもんじゃないから(レベルが全然ちがう!)、
是非行って自分の目で見てみてほしい!!

修道院の近くには小川が流れ、古い石橋があった。
IMGP15582.JPG
名前もないただの石橋だけど、相当古そうだ。

橋のたもとには小さな門があり、
その門の先にはこれまた古い洗濯小屋があった。
IMGP1556.jpg
多分、村の人々がみんなで使う共同の洗濯場なんだろうな。

ちゃんと水が流れてる。
IMGP15602.jpg
ギリシャ文字が書かれてる。
何て書いてあるのかな?

何百年も前の、世界遺産になるような建築物のすぐ近くに、
人々の暮らしが感じられるような場所がある。

きっとここの人々にとってはあの修道院も
世界遺産なんていう特別な場所ではなく、
洗濯場と変わらないただの普通の場所なんだろうな。

修道院の外側と内側のギャップと、
人々の暮らしが感じられる古い洗濯場。
こんないいものが見れる場所があるなんて、
オレたちもキプロスに来るまで全く知らなかった。

教科書には載ってないような
素敵なものが世界には沢山ある。
日本のテレビやニュースには出てこない
素敵な場所が世界には沢山ある。

だから旅はやめられない。
だから旅に出たくなる。
明日は何と出会うのかな?



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