トスカーナ州の片田舎Moggionaモッジョーナに
滞在して4日目の早朝。
物音が聞こえたので寝室から出てみると、
フランチェスコがパンを仕込んでた。
小麦粉を練って、生地を寝かせて、
また生地を練って
生地ができたら形を整える。
ロレンツォも生地を丸めていく。
丸めたら包丁で線を入れて
生地は完成。後は焼くだけ!
生地を焼いてる間に、
オレたちは近所の村Poppiポッピに散歩に出かけた。
イタリアには至る所に中世そのまんまの村や町がたくさんある。
砦や城壁みたいなのも山ほど残ってる。
建物によってはそこに人が住んでたり、何かに使ってたりする。
博物館や美術館はもちろん、
普通に役所として使われてたり、ホテルだったりする。
ロレンツォに連れられ、こんなところにも行ってみた。
ここは製粉所。
小麦やトウモロコシなどの穀物を石臼で引いて粉にする場所だ。
新しい機械もあるけれど、昔からの石臼もあった。
最新の機械でやった方法が早く粉にできて効率がいいけど、
昔からの製法(石臼で粉にする方法)の方が美味しい粉になるんだって。
ここで引いた栗の粉で作った
カスタニャッチョ(トスカーナの伝統的な焼き菓子)は本当に美味しかった。
激ウマであっという間に食べちゃったから写真はないけど。(笑)
フランチェスコたちが作るパンや、
石臼を使った製粉所、
中世の佇まいを残す村も、
おそらく昔から変わってない部分があり、
それが故に手間や時間がかかって面倒なことや、
不便なこと大変なこともあるだろう。
でも...
かけがえのない大切な良い部分があるのだと思う。
便利さや効率を追求したために、
多くの人が忘れてしまったり失くしてしまった大事な何かが、
ここにはある。
だからこの場所に惹かれるんだろうな。
モッジョーナというイタリアの片田舎に。
イタリア語でありがとうは「グラツィエ」
今日も読んでくれてありがとう♪グラツィエ!\(^o^)/
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